2013年08月20日

非電化工房見学

栃木県黒磯にある非電化工房を見学してきました。

循環型農業を見たいと思っていたのですが、今回は非電化カフェを作っているところや工房などを見学。
代表である藤原靖之氏は物理学者であり、発明家です。日本大学工学部教授でもあります。

そこでもらってきた資料からいくつかを抜粋して紹介します。

・(放射能と子どもの被ばく量についての話の中で)
高名な学者と企業と政府が「科学的に証明されていないから原因ではない」と論陣を張り、被害を徒に拡大してきたこの国の残念な風習は、水俣病や薬害エイズなど枚挙にいとまがありません。その愚をここで再び繰り返すことに僕たちは反対します。

・「放射能対策は松戸に学べ」下野新聞 2012月12月23日 日曜論壇 より
除染にはお金がかかる。政府は年間1ミリシーベルト以上の外部被ばくについては除染に責任を持つことを
閣議決定したが、政府は年が明けるとこの約束を反故にした。栃木県北部のほぼ全域がこの値に相当するが、福島県外は低線量メニューの範囲内でしか金を出さず、個人宅周囲の地面や屋根の除染は含まれない。

福島県内であれば、たとえ、栃木県北部の数分の一の線量の市町村でも無制限の高線量メニューが適用される。この不条理の撤回を求めた署名が一か月で5万人に達したが、国はこの要望を拒み続けている。那須町長からの高線量と低線量の区分けの撤廃要求も受け入れられなかった。

松戸市では子どものいる家の除染を市が一括して受け付ける。市民の負担はゼロである。国の低線量メニューに含まれる分は国に請求し、含まれない部分は市が負担して、東京電力に賠償請求する。
松戸市の放射線量は栃木県北部の半分程度であるが、効果が出るまで何度でも除染をしている。月に1000件位のペースで除染が進んでいる。
市と地元業者が子供を放射能から守るという使命感を共有している。

ゼネコン丸投げの手抜き除染が福島県で発覚しているが、松戸では同じような手抜きが起こるとは想像しがたい。


・アインシュタインはこう言ったそうだ。
「ある問題を引き起こしたのと同じマインド(心の枠組み)のままで、その問題を解決することはできない」。


経済競争に支障が出るから原発再稼働で、想定外の津波が原因だったから高い防波堤で、原子力安全・保安院が問題なら原子力規制委員会でという具合に、経済ありき、原発ありきのマインドセットのままで、問題を解決することはできない。

アインシュタインはこうも言った。
「狂気。それは同じ事を繰り返しながら、違う結果を望むことだ」。


・「原発輸出は狂気だ」
国内の原発のほとんどが停止中で、再稼働の見通しも立っていない。そもそも福島第一原発事故の原因すらいまだに解明されていない。放射能物質を含む大量の水が溜まり続けるなど、原発事故の収束どころか、不安定な状態が今だに続いている。そうした中での、一国の首相の原発トップセールスは異常だ。

廃炉作業の道筋も見えない。使用済核燃料の最終処分場の候補地も決まっていない。つい先日には高速増殖炉もんじゅの運転再開禁止命令が出された。一万点近い点検漏れと安全に対する認識の甘さが露呈したためだ。一体、この国に原発を輸出する資格があるのだろうか。

トルコ、UAEの原発計画を含め、世界の原発は30年までに400基増えるとされている。経済成長過程の国がほとんどだ。日本ですら制御できなかった原発をこれらの国が制御できるとは考えにくい。

原発は常に核兵器と背中合わせだ。原発を運転するようになれば原爆の製造は極めて容易だ。つまり原発拡散は核兵器の拡散につながる。 
唯一の被爆国である日本の首相が核兵器の拡散に繋がる原発拡散に手を貸す。企業経済のみが目的だ。こんなことで本当にいいのだろうか。

3.11までの10年間に日本のエネルギーの最終消費量は、トータルで6%以上減少しているのに、電力消費量は逆に6%ほど増加している。つまり3.11までの10年間に日本の電化は一段と進んだことになる。
電化の代表はオール電化住宅だ。00年には0%だった普及率が10年には10%に急増した。20年には20%の普及率と予想されている。無理やりに電力の需要を増やしているとしか思えないのだがどうだろうか。

無理矢理電力需要を増やし、電力が足りないからと言って、原発を動かそうとする。一体誰が得をして、誰が損をするのだろうか。

・便利を少し得ると、何かを少し失う。
 便利を少し捨てると、何かをたくさん得られる。
 便利をたくさん得ると何かをたくさん失う。

藤原氏は地域の子どもたちの被ばく問題解決に向けてに積極的に活動しています。
自給自足の生活、非電化の生活(将来は東京電力から電気を買わない生活が目標)をめざし、
また、一か月3万円の収入を複数持つことで、生計を立てる生き方を提唱しています。特に地方での仕事、若者の仕事を応援し、何人かの若者を受け入れて作業をしています。
好きなことに夢中になる純粋な方という印象でした。
以上です。

久しぶりに仕事以外で電車に乗って出かけたのも楽しかったです。
得ることはいろいろでしたが、
・帰りに、だ〜れもいない新幹線の待合室、しかもクーラーが効いた広い部屋で、
一緒に行った友達と
ついていたテレビから流れた「学生時代」をカラオケ状態で歌ったのも楽しかった。
posted by こおに at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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